住まいのコラム 住宅購入「予算」編
住宅購入には、どんなお金がどのくらいかかるのかを把握しましょう。
1. 借入金額はどう考えればいいのか?
マイホームの購入を考える際に気になるのは、やはり費用について。もしも返済が苦しくなったら、その後の生活に大きな支障が出てしまいます。まずは住宅購入にかかる費用を把握し、借入額の考え方をしっかり理解しましょう。
2. 借入額も頭金も、まずライフプランありき!
住宅ローンを組む際に気をつけたいのは、金融機関などから「借りられる金額」と、実際に「返せる金額」は違うということ。前者が年収などをベースに計算されるのに対し、後者は家族構成やライフプランなどによって異なるからです。将来子どもの教育費にどのくらいかかるのか、自分は何歳まで収入を得ることができるのか。それらを踏まえて頭金の額や返済期間などを考え、「返せる金額」を想定することが重要になります。その考え方のベースとなる住宅購入にかかる費用と、借入額の目安を見ていきましょう。 なお、住宅ローンには、夫婦共働きの場合に利用できる 「収入合算(連帯債務・連帯保証)」や「ペアローン」という2人で返済する選択肢もあることを知っておきましょう。
3. 諸費用
住宅を購入する際には、売買契約書や住宅ローン契約書に貼付する印紙税、登記費用、固定資産税・都 市計画税などのほか、中古マンションや戸建て住宅(仲介物件の場合)では仲介手数料などの諸費用がかかります。諸費用といっても、思いのほかまとまった金額が必要となるので、あらかじめ把握しておくことが大切です。
≪不動産の購入・取得に関する主な諸費用≫
●印紙税(売買契約書に貼付) ●不動産取得税 ●登記費用(登録免許税、司法書士報酬) ●固定資産税・都市計画税 ●表示登記費用(戸建て住宅)
≪住宅ローン契約に関する主な諸費用≫
●印紙税(住宅ローン契約書に貼付) ●事務手数料 ●ローン保証料 ●登記費用(登録免許税、司法書士報酬) ●団体信用生命保険料 ●火災保険料 ●地震保険料
≪その他≫
●引っ越し費用 ●設備費用 ●仲介手数料 (中古マンションや仲介物件の 戸建て住宅の場合)
4. 税金および維持費
住宅購入後、住宅ローンの返済以外にもお金がかかります。毎年の税金や 維持費、その他各種保険料などです。資金計画にしっかり組み込むのも大切です。
住宅ローンの借入額は、希望物件の価格のみで決めるのではなく、無理のない返済額から検討したいですね。また、定年などの収入が減るタイミングまでに返済を終えることを第一に考えるのもご家庭によってはいいのではないでしょうか。
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Profile
株式会社 ソニー生命
大石 裕也
ご自身の夢・ご家族の夢を現実にするためには何から始めたらいいか。 5年後、10年後の暮らしをイメージしてあなたのライフプランニングを 一緒に考えていくお手伝いをしています。