今回は前回の続きで、住宅ローンを借りる際の流れの後半をお話しします。
本日は5つ目～8つ目のステップをお話し致します。
前回までの話が気になる方は、下記よりご確認ください。

STEP.5　「本審査の申し込み」

物件の売買契約締結に至ったら、住宅ローンの正式な申込（本審査）をしましょう。
印鑑証明書や家族全員が記載された住民票、収入証明書などの書類が必要となります（金融機関によっては、仮審査の段階で提出が必要な場合も）。

金融機関によって審査機関や特徴が異なる！？

住宅ローンは金融機関によって審査期間などに違いがあるため注意が必要です。また、年収などに対して借入金額が大きい場合や、自営業者で経営状態の確認が必要な場合、複数のローンを借りている場合には審査期間が長くなる傾向があります。

■都市銀行・地方銀行の場合■
仮審査は金融機関の支店が、本審査は金融機関の本部と信用保証会社が行うため、仮審査をパスしても本審査で通らないこともあります。

■ネット銀行の場合■
仮審査は最短で1日、本審査も3～4日など審査期間が短いのが特徴。ただし、郵送での書類のやりとりに時間がかかる場合もあります。

STEP.6　「本審査OK」

本審査では、金融機関や信用保証会社が、提出された書類にもとづいて返済計画や担保物件を詳しく審査するとともに、団体信用生命保険加入のために申込者の健康状態などを確認します。審査は1～3週間が目安になります。

STEP.7　「住宅ローン契約」

本審査を通過し、融資が承認されたら住宅ローンの契約となります。契約の締結と同時に、担保となる物件に抵当権を設定する契約も行われます。金融機関によって契約時に必要な書類が異なるので、事前に確認したうえで契約締結に臨みましょう。

STEP.8　「住宅ローン借り入れ(住宅引き渡し)」

住宅ローン契約を締結すると、借りたお金が不動産会社などに支払われます。これを住宅ローンの実行（融資実行または残金決済）といいます。金融機関によって異なるものの、3日～1週間かかります。融資実行日に住宅の引き渡しも行われます。

今回は住宅ローンの本審査の申し込みから融資実行までお話ししました。
大事な人生設計の中で、お家の資金計画は大きな部分を占めます。その為、多くのお客様が融資実行までのサポートを求められ、資金計画のサポートをしています。
今回お伝えしたいことが何かのお役に立てればと思います。

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Profile

ソニー生命保険株式会社
京都ライフプランナーセンター第3支社
ライフプランナー

澤 裕太郎