住まいのコラム 「住宅ローンのメンテナンス」実際の効果編 vol.1

「住宅ローンのメンテナンス」について
前回の住宅ローン金利とメンテナンスに続き、今回も住宅ローンのメンテナンスについて詳しく説明いたします。ローンは組んだら終わりじゃありません。メンテナンスで負担を軽減しましょう。
返田良夫(かやだ よしお)さん一家の住宅ローンを繰上返済でメンテナンスしてみた!
住宅ローンのメンテナンス方法がわかったところで、いよいよ実践編です。
実際に繰上返済を行った場合、どんな効果があるのか見ていきましょう。
今回、メンテナンスに挑戦するのは、新家隆(しんや たかし)さんの会社の先輩で、5年前に分譲マンションを購入した返田 良夫さん一家。夫婦共働きで家計に多少の余裕はあるものの、子どもが8歳、6歳とまだ小さく、この先教育費がグンと増えることが予想されます。支出の負担が少ない今のうちに、少しずつ繰上返済することを決意され、まずは100万円用意されました。
知り合いの保険・金融のプロフェッショナルに相談したところ、以下のプランを提案してくれました。現在の住宅ローンの状況と繰上返済プラン、そして実施した結果について、順を追って見ていきましょう。
坂田さん一家の住宅ローン状況
▶︎家族構成など
夫(良夫) 年収580万
妻(京子) 年収310万
長男(岳) 小学校3年生
長女(あんり) 小学校1年生
子どもは2人とも幼稚園から高校は公立、大学は私立文系(自宅から通学)を予定。
教育費:約1268万円×2=約2536万円 貯蓄額 500万円
▶︎購入物件および住宅ローン
購入物件:分譲マンション5,000万円(5年前に購入) 頭金500万円 残りのローン返済期間:25年(当初の借入期間は30年)
当初金利:年2%(全期間固定金利型)元利均等返済
毎月返済額:16.6万円
総返済額:5,988万円(うち利息分1,488万円)
将来の教育費を考えて少しでも負担を減らそう!
毎月返済額は16.6万円で、今のところ問題なく返済できている。
だが、ライフプランを立 ててみたところ(下図参照)、10年後には子どもたちの教育費で支出が増えそう。
なんと 1人あたり1,000万円以上かかる見込み。そこで今のうちに500万円ある貯蓄のうち100万円 を繰上返済に充てることにした。
本日はここまでです。次回どうなったのかをお話致します。
「住宅ローンのメンテナンス」ついてはたくさんのお客様からご相談に乗らせていただくことがあります。
今回お伝えしたいことが何かのお役に立てればと思います。
SL2808-3420-0956
Profile

株式会社 ソニー生命
大石 裕也
ご自身の夢・ご家族の夢を現実にするためには何から始めたらいいか。 5年後、10年後の暮らしをイメージしてあなたのライフプランニングを 一緒に考えていくお手伝いをしています。