住まいスッキリ!整理収納のすすめ vol.1

お片付けの基本的な考え方

「部屋の片付けをしよう!」そう思った時。あなたはまず何から始めるでしょうか?

最初にやりがちで、しかも「それを一番にやってしまっては片付かない」という事があります。それは、「収納グッズを買ってくる」です。片付けと言うと、ついつい「今あるモノをいかにすっきりと美しく収納するか」という事を考えがちです。しかし、片付けの手順ではそれが一番ではありません。

まず、必要なモノ、不要なモノに分ける

片付けをしようと思った時、最初に取り組んで欲しいのは「今あるモノを要不要に分ける作業」(整理)です。そのモノは本当に必要ですか?気持ちよく使えていますか?また、使える状態でしょうか?「もう一度お金を出してでも欲しいか」という基準で考えると、モノはずいぶん厳選されます。あなたの相棒としてふさわしい道具か?という見方でも、良いものを身近に置くことが出来ます。

 

収納とは、モノの「指定席」を決めること

そして、あなたが選び取った「必要なモノ」は、使う場所に、出しやすくしまいやすいように収納します。これはよく言われる「モノの指定席を決める」ということです。片付けは「モノの移動」ではなく「指定席に戻す事」です。住所不定のモノが散らかる原因となることが多いので、住所(指定席)が決まるという事はとても重要なことです。もしも指定席が決まっているのに片付かないという事があれば、その指定席が動線にあっていないという事。どこに収納すれば片付けやすいかを検証し、改善していくことでスムーズに片付けが出来ます。

それは、本当に必要なモノですか?

たくさんのモノを持つという事は、管理やメンテナンスに時間や労力、時にお金をかけるという事にもつながります。本当に必要なモノというのはそんなに多くはありません。手放すことで身軽になれたり、時間や労力、お金の余裕が出来る事も。片付けようと思ったらまず「収納方法を考える」ではなく、要不要に分ける「整理」に取り組んでみてくださいね。

Profile

お片付けサービス M’s Arrangement 代表 子だくさん整理収納アドバイザー

岩城美穂さん

5人の子どもを育てながら整理収納アドバイザー1級を取得。セミナー講師や個別コンサルタントの実績多数。「幸せになれるお片づけ」をお伝えしています。

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