住まいスッキリ!整理収納のすすめ vol.6
クローゼットを使いやすく整える
「フランス人は10着しか服を持たない」という本が数年前話題になりました。
10着に絞るのはなかなか至難の業ですが、常にレギュラー、スタメンだけがあるとお洋服の収納はすっきり、使いやすく選びやすくなります。今回はクローゼットを使いやすく整える、がテーマです。
洋服がたくさんあるほど「着るものがない」という矛盾
お客様のご自宅のコンサルタントに出かけるとかなりの確率でこの問題が起きます。たくさんありすぎて選べない、気づけば同じようなものを買ってしまう、買ったら捨てようと思ったけど捨てるとなるともったいない…など、いろいろな思いが湧きあがります。
たくさんあることのデメリットとは…
①多すぎて脳が疲れ、選ぶのが面倒になる
②ぎゅうぎゅうに詰め込まれて何がどこにあるかわからない
③詰め込むのでしわになったりして着ようと思っても一旦手入れをしないといけない
今は季節があいまいになってきて「昨日まで暑かったのに急に寒くなった」ということもよくあります。どこに何があるかわからないので、見当たらないけど必要なものはついつい買ってしまう。するとお金が減り、また物が増える、を繰り返します。そうならないためにも「持ち物の整理」(要不要に分ける事)が必要です。
残すものを決める
片付けでは「捨てるものを選ぶ」と思われがちですが、そうするとどうしても「もったいない」という気持ちが湧いてきたり執着が出ます。是非「残すもの」を選んでいく方法をとってみてください。
「残すもの」を選ぶポイント
①今の体のサイズに合っていて着やすいもの
②気に入っていてその服を着て堂々と出かけられるもの
③毛玉やほつれ、落ちない汚れなどのダメージのないもの
④めったに着ないけどこの場面では必要、というものは残す。(冠婚葬祭など)
3年着なかったら捨てるなどの基準がありますが、期間にこだわるより「なぜ着ないのか」を考えてみてください。何か理由があって避けているはずです。そして、どうしても整理が難しい場合は一度順番に全部着て出かけてみてください。一人ファッションショーもおすすめです。
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お洋服はあなたのラッピングです。良くも悪くもあなたを表現するアイテム。
ぜひあなたらしく輝ける洋服だけを残してください。
数が少ないと衣替え要らずのクローゼットも作れます。
そして、型崩れしそうなニット等以外は掛ける収納にしておくと選ぶのも楽ですよ。
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Profile
お片付けサービス M’s Arrangement 代表 子だくさん整理収納アドバイザー
岩城美穂さん
5人の子どもを育てながら整理収納アドバイザー1級を取得。セミナー講師や個別コンサルタントの実績多数。「幸せになれるお片づけ」をお伝えしています。