コラム
2020.09.10
食卓からはじまる住まいの元気 「秋野菜でスイーツ」編

「収穫の秋」と言われるだけあって、秋に旬を迎える食べ物はたくさんあります。
秋野菜には、厳しい夏の暑さを乗り越えて育ったイモ類やキノコ類、冬まで保存できる根菜類などがあります。夏の疲れた身体を回復させるために必要なビタミン類や腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富に含まれています。
また秋には、寒い冬に向けてエネルギーを蓄えることも必要です。秋の味覚といえば、女性が大好きな「芋・栗・南瓜(かぼちゃ)」。いかにも秋のスイーツを連想させてくれます。カロリーが気になるところですが、腸の働きを高め、身体を温め、冬を乗り切るための身体作りに役立ちます。
そこで今回は、手に入りやすい「さつまいも」、「かぼちゃ」を使って簡単スイーツを紹介します。
野菜の甘味を生かし、砂糖控えめで作れるのが嬉しいですね。
旬の食材を上手く取り入れ、季節の変化に対応できる身体でいたいものです。
かぼちゃ
緑黄色野菜のかぼちゃはβカロテン、ビタミンE、カリウム、鉄などをバランス良く含む栄養面ですぐれた野菜。血行を促進して身体を温める効果が期待できるので、気温が下がってくる季節にぴったりです。
★ ★ ★ かぼちゃのケーキをご紹介! ★ ★ ★
(18cmのケーキ型1個分)
[材 料]
かぼちゃ(皮をむいて正味)300g 約1/4個位
砂糖 50g
生クリーム 200ml
卵 3個
薄力粉 大さじ2
きな粉 大さじ1
[作り方]
① かぼちゃは適当な大きさに切り、耐熱容器に入れてラップをし、レンジで4分加熱する(600W)。
② ミキサーまたはフードプロセッサーに材料を全部入れて撹拌する。
③ ケーキ型に流し入れ、170度のオーブンで40分焼く。
さつまいも
食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれます。ビタミンCも多く含まれており、イモ類に含まれるビタミンCは、でんぷん質で守られているため、加熱しても破壊されにくいのが特徴です。さつまいもを切った時に出る白い液状の成分は「ヤラピン」といい、胃の粘膜を保護し、腸の動きを活発にします。
★ ★ ★ さつまいものドーナツをご紹介! ★ ★ ★
(15個分)
[材 料]
さつまいも 240g 1本分
砂糖 20g
バター 15g
さつまいもの茹で汁 大さじ1
片栗粉 40g
揚げ油 適量
[作り方]
① さつまいもは皮をむき、1cmの輪切りにし、3分程水にさらしてから、水気を切り、柔らかくなるまで茹でる。
② ボウルに①を入れて潰し、砂糖、バター、茹で汁を入れよく混ぜる。
③ 片栗粉を少しずつ入れてこねる。15等分して丸める。
④ 180度の油できつね色になるまで揚げる。
PROFILE

野菜ソムリエ プロ
藤岡いづみ
親子食育イベントの企画や食に関するセミナー、料理教室の講師、企業や公的機関とのコラボ企画など滋賀をフィールドに幅広く活躍中。
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