食卓からはじまる住まいの元気 「豆」編

春から初夏にかけていろんな種のお豆さんが出回ります。鮮やかな緑が食卓を明るくしてくれますね。
豆類は未熟な実やさやを若採りし、食用とするものが多く、それらは野菜に分類されます。
大豆や小豆のように熟した豆を乾燥させたものはマメに分類され、乾物や加工食品の原料に利用されます。

ビタミン・ミネラルも豊富な野菜としての魅力に加え、マメ科ということもあり、マメ類と同様にたんぱく質も比較的多く含まれ、野菜とマメの両方の特徴を兼ね備えた存在なのです。


一般的なお豆さんを種類別に見てみましょう

●エンドウ豆 【マメ科エンドウ属】

グリーンピース 熟す前にむき実にして利用。関西では「うすいえんどう」が多く出回る。
スナップエンドウ 肉厚のさやと豆の両方を味わうことができ、カロテンも豊富な緑黄色野菜。
絹さや 豆の形が目立たないものを選ぶのがポイント。ビタミンCが豊富。
豆苗 エンドウ豆の新芽。本来の旬は春。

●インゲン豆 【マメ科インゲン属】

さやいんげん 年に三度収穫できることから「三度豆」と呼ばれる。カロテン豊富な緑黄色野菜。
モロッコインゲン 平ザヤインゲンの一種。肉厚でやわらかいのが特徴。

●そら豆 【マメ科ソラマメ属】

糖質とたんぱく質が主成分、代謝を促進するビタミンB1やビタミンCも含まれる。

●枝豆 【マメ科ダイズ属】

たんぱく質を多く含み、ビタミンB1も豊富で新陳代謝を活発にし、夏バテ防止に。

 

いずれのお豆さんにも共通して言えることが、鮮度劣化の速さです。
すぐに茹でるか調理するのが理想です。硬めに茹でて冷凍保存するのも良いでしょう。

 

★ ★ ★ お豆さん尽くしの献立をご紹介! ★ ★ ★

 

豆ごはん


[材 料]


米     2合


グリーンピース     1カップ


水     1.5カップ


  ★塩     小さじ1/2


  ★酒・みりん     各大さじ1


昆布


[作り方]


① 鍋に水を入れ、沸騰したら塩を加えてグリーンピースを3分茹でる。そのまま冷まし、豆とゆで湯に分ける。


② 米2合にゆで湯、★を加え、目盛りまで水を足し、昆布をのせて炊く。


③ 炊き上がったら②の豆を加え混ぜる。

 

絹さやのベーコン炒め


[材 料]


絹さや     200g


ベーコン     3枚


オリーブオイル     適量


ブラックペッパー     適量


[作り方]


① 絹さやは、筋を取って斜めに細切りにする。


② フライパンにオリーブオイルを入れ、ベーコンは1cm幅に切り、弱火でカリカリになるまで炒める。


③ ②に①を入れ、さっと中火で炒める。


④ 仕上げにブラックペッパーをふりかける。

 

スナップとチーズのサラダ


[材 料]


スナップエンドウ     1カップ


赤パプリカ、玉ねぎ     各1/4個


粉チーズ     大さじ3


オリーブオイル     大さじ1


レモン汁     大さじ1


塩・こしょう     少々


[作り方]


① スナップエンドウは、筋を取り、ゆでる。


② パプリカと玉ねぎは、薄くスライスする。


③ オリーブオイルとレモン汁、塩・こしょうを合わせ、ドレッシングを作っておく。


④ ボウルに①、②と粉チーズを合わせ、ドレッシングを全体に絡める。

 

焼きそら豆


[作り方]


① そら豆を皮のまま、グリルで両面に焦げ目がつくくらいまで焼く。


② 焼けたら皮をむき、お好みの塩でいただく。


 

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豆料理で、旬を楽しみましょう!

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Profile

野菜ソムリエ プロ

藤岡いづみ

親子食育イベントの企画や食に関するセミナー、料理教室の講師、企業や公的機関とのコラボ企画など滋賀をフィールドに幅広く活躍中。

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