コラム
2019.07.03
住まいスッキリ!整理収納のすすめ vol.3

キッチンをすっきりさせるコツ
使いやすくて清潔なキッチン。それは安心安全なだけではなく、時短につながることや気分よく家事ができるなど、気持ちよく暮らすという事に大きな影響があります。せっかく素敵なキッチンにしても、なんだか使いにくい…。それではちょっと残念です。
使いやすいキッチンにするためのポイントをチェックしてみましょう。
1.調理台には何も置かない
調理台は「作業台」です。効率よく家事をするためにはスペースが広い方が作業しやすいため、本当に「出しておきたいもの」以外は収納します。こうすることで掃除も簡単になり、いつでも清潔をキープできます。同じ理由からコンロ周りも調味料などは置きません。
油は思っている以上に飛びます。揚げ物や炒め物で回りが汚れてもその都度ふき掃除ができれば時間がたってからの大掃除はいりません。
2.モノを厳選し、減らす
キッチンはモノが増えがちな場所です。便利そう、と買って使っていない便利グッズや使いこなせないものなどがあれば処分しても問題はありません。
お玉やしゃもじ、フライパンがいくつもあるご家庭も多いですが、一度に使う最大数を考えるとそんなにたくさんはなくても平気な場合があります。
また、乾物や保存食品など賞味期限が長いからと油断しがちな物の期限切れもチェックしましょう。
3.動線を考え、使う場所に使いたいものを収納する
私が理想とするのは「コックピットキッチン」です。できるだけうろうろせず作業ができるように、必要なモノを自分の動線と合うように収納しましょう。
ここに何があったら便利かな?をイメージしてみてください。
4.保存方法の確認や安全確認
意外と「開封後」の調味料の保存方法を間違っている場合があります。今一度ラベルを見て「開封後要冷蔵」ではないか、常温なのか、確認してみてください。
また、収納する場所がないからと高い位置に重たいものが収納されているなら、重量のあるものは下の方へ、落ちてきても怪我をしない軽いものを上の方へ、移動します。
食材では、使いかけのモノとストックを混在すると、あれもこれも封が開いているという事態になりやすいです。使いかけのモノとストックは別で管理するのをお勧めします。
キッチンが片付いていると調理の意欲もわくので不思議です。
是非すっきりした理想のキッチンを思い描き、それを目指して整えてみてください。
PROFILE

お片付けサービス M’s Arrangement 代表 子だくさん整理収納アドバイザー
岩城美穂さん
5人の子どもを育てながら整理収納アドバイザー1級を取得。セミナー講師や個別コンサルタントの実績多数。「幸せになれるお片づけ」をお伝えしています。
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