住まいスッキリ!整理収納のすすめ vol.4

リビングをすっきり整えるコツ

リビングは家の中でも比較的広い場所で、家族が集まる場所でもあります。よって、ついつい物が増え、ごちゃごちゃとなりやすい場所でもあります。そんなリビングをすっきりと整えるコツを3つお伝えします。

リビングをすっきりと整えるためのポイントをチェックしてみましょう。


1.個々のモノはなるべく置かないようにする

リビングは家族の共有スペースです。その概念をもち、家族みんなで心地よく使うには、誰かのモノが置きっぱなしとならないように気を付けます。使った自分のモノは、何かのタイミングできちんと自分の部屋や決まった置き場所に収納する。

リビングが散らかる原因に「誰のものでもない、持ち主不明のものが片付かない」ことが多いのです。自分のモノは自分で片付け、持ち主がいないものは処分です。そして、片づけるタイミングも「リセットの時間」を決めると片付けやすいです。食事の前や寝る前など、生活の区切りのシーンにリセットの習慣をつけましょう。


2.色が氾濫しないように2~3色でまとめる

いろいろな色が目に入るとごちゃごちゃした感じがします。色のトーンを合わせたり、建具や床、家具の色を同系色にまとめたり、色使いは3色くらいがすっきりと見えます。

我が家は、壁と床と家具は白、建具は焦げ茶色。キッチンは赤。それに寄せたファブリックにしています。狭い部屋でも色味で、すっきり広く見せることができます。


3.広い面積の場所には何も置かない

テーブルの上、ソファーの上、カウンターの上。それに何より一番広い「床」。ここに本当に「置きたい」ものだけを置き、何も置かないようにします。これだけで部屋が見違えるほどスッキリ見えます。

 

・床の端っこにカバンをポイっとおいていませんか?

・カウンターの上にダイレクトメールや新聞が積み重なっていませんか?

・ソファーにたくさんの荷物、洋服がありませんか?

・宅配で届いた段ボールがそのまま出しっぱなし置きっぱなしになっていませんか?

 

それらをあるべき場所に戻します。特に床は「地べた」の感覚を持つとモノを安易に置かなくなります。急なお客様が来られる!という時もこの「広い面積に何も置かない」が即席スッキリ法になります。

 

モノが出しっぱなしになる、散らかるというのには原因があります。

収納場所が面倒な場所にないか。
モノが多すぎないか。
持ち主不明のモノはないか。
なぜこうなっているのか?

を考えると解決の糸口が見えますよ。

Profile

お片付けサービス M’s Arrangement 代表 子だくさん整理収納アドバイザー

岩城美穂さん

5人の子どもを育てながら整理収納アドバイザー1級を取得。セミナー講師や個別コンサルタントの実績多数。「幸せになれるお片づけ」をお伝えしています。

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