住まいスッキリ!整理収納のすすめ vol.7
本を片付けるのは意外と難しく、「いつか読むかもしれない」と思う反面「ごちゃついていて見栄えが悪い」「読みたい本が見当たらない」「多すぎて減らしたい」など悩みのタネになることもあります。本は重く、重量に耐えられずに床が抜けたという事故が起こる場合もあり、私がお片付けのサービスでお伺いしたお宅でも実際に床が抜けかけていてリフォームが必要となっていたケースもありました。
高齢になってからでは、重すぎて一人で整理しきれなくなる恐れもあります。大事な本は本人でないと要るか要らないか分けられません。気力も体力も判断力もある間に是非「本の整理」をしてみてください。
本棚整理のポイント
①使う場所に使うものを置く
本棚を置く場所は、本を読む場所です。「使う場所に使うものを置く」というのは他の片付けでも共通して大事にしたいところ。寝室で読むために寝室に本棚を置くという場合は、転倒の恐れのないように配慮し、腰よりも高い本棚は置かないなど安全面を配慮してください。
②しまい込まない
段ボールに入れて押し入れに入っている本はありませんか?その状態で読めますか?紙類は保管状態が悪いとカビが生えたり虫が湧いたりすることもあり、健康被害につながる恐れもあります。しまい込むことは本だけではなくもの全体としてNGです。
③背表紙がしっかりと見える状態にする
本棚に本を前後2列に並べたり、横に倒したりするのはやめましょう。背表紙がしっかりと見える状態ですぐに取れるようにしないと読まなくなります。
本棚整理の前にまず取り組むのは「要るものと要らないものを分ける」作業です。
残す本の基準は、「思い出の本やよく手に取る趣味の本」また、「どうしても手放したくない」と思えるもの。
残さない本は「内容が古くなるビジネス本やノウハウ本」「買ったけれど読み進められない本」「1回読んだきりでまた読みたいと思えない本」です。
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モノの整理は、「入る場所に収める」ということも大事です。
特に本は増えやすく、減らしにくいものでもあります。
ですから「本棚に合わせて分量を調整する」ことに気を付けてくださいね。
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Profile
お片付けサービス M’s Arrangement 代表 子だくさん整理収納アドバイザー
岩城美穂さん
5人の子どもを育てながら整理収納アドバイザー1級を取得。セミナー講師や個別コンサルタントの実績多数。「幸せになれるお片づけ」をお伝えしています。